植生による法面保護工の1つで、種子や肥料などを混合し、圧縮空気により法面に吹付ける工法です。
吹付後、種子が発芽、生育し、法面を保護します。
高所や勾配のある法面や広範囲面積でも施工が可能なため、法面緑化の中で、最も簡易で経済的な工法です。
法面の土壌硬度が硬く、種子散布(吹付)工では発芽が望めない箇所、または岩砕ズリの箇所に施工します。
生育基盤材が流亡しやすいことから、法面の勾配や気象条件により、金網や植生ネットなどの緑化基礎工を併用することが多いです。
一般的に、種子散布工よりも高い発芽率が期待できると同時に、 法面の浸食防止にもなります。